緑白デッキを改造してみた。
2011年6月29日 MTG(雑談) コメント (1)改良と言わない所が今日のポイント。
さて、前回の大会でちょっと残念な結果に終わってしまった我がデッキ。
サイドのヘボさは言うまでもないとして、デッキ全体としてはカードパワーが高いのでうまくいけば相手を圧倒できるが、一度凌がれてしまうとかなり辛い。単体では仕事しないカードもあるし、引き増す手段もない。
で、チームメイトや対戦相手の方々にも感想や意見を聞いてみたりしたところ、非常に興味深い言葉を多数頂けた。
①引きの弱さの改善
右手力のない私にはやはり森の知恵が必需品だったのだろう。
「たった4ライフで1枚引けるんですよ!」
「石鍛冶がなくても森の知恵さえあれば装備品なんて引いてこれます。」
とは使用者からの珠玉の言である。しかし、以前にも書いたがこれと同じくらい働いてくれそうなカードと迷ってしまう。そう《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》である。
どちらを入れるべきか。そう悩む自分を前にチャンドラさん(遅ればせながら4位入賞おめでとう!)が放った一言。
「どっちも入れればいいじゃん。相性いいし。」
それだ!
②序盤が意外と弱い
終わってみればZooやマーフォークなどの高速ビートにも負け続けている。コンボに弱いのは当然として、このままでは何のデッキなら勝てるんだよ!と言われかねない。
負けパターンを見ていると、石鍛冶→殴打頭蓋のゴールデンコンビを邪魔される。装備品をつけようとした所を邪魔されてテンポを失う。のどちらかが多い。装備品を持ったり賛美を並べて殴っていると忘れがちになるがこのデッキに入っている生物は基本こわっぱである。守勢に回るとかなり弱い。
これを解決するため軽いマナでサイズが大き目の生物を入れる事にした。選ばれたのはやっぱりタルモ先生。確かにこのデッキは土地と生物がメインなので育ち辛い。期待値はせいぜい3/4、育って4/5だろうか。しかし我がチームメイト、チャンドラさんはかつて言った。
「十分過ぎるだろうが!!」と。
流石は生粋の赤使い。魂の咆哮だった。
③奇襲性がない
ボードの制圧力が滅法強い代わりに相手からすると展開が至極読みやすいのがこのデッキ。直接火力も妨害手段も無いとあらばボード上にだけ気を配っていればいいのである。もちろん扱い易いという利点はあるが百戦錬磨の猛者が集うレガシー大会においては素直さだけじゃ生きていけない時もある。
そもそも自分は小細工が大好きでいらっしゃる。
「19点までならあげても良い」と余裕に構えられるのも癪である。
ならば、白緑でも使える”強襲カード”はないものか。
いろいろ悩んでいるうちに4surさんのDNで面白いデッキが紹介される。
そこに居たのは教主からの青マナを利用して出されるラフィーク御大将。
ゼニスからも持ってこられるし、これは非常に面白い選択。さらにこの紹介されたデッキには《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》も搭載されていた。スクリブのレインジャーと合わせての瞬速ペアは奇襲性が格段に増しそうである。
そしてここに最近のお気に入りカード《的盧馬》を加えれば鬼に金棒。奇襲性は折り紙つき。しかしこのカードは装備品でも緑の生物でもない。サーチカードも無くて果たして欲しい時に引いて来られるのか・・・ムムム・・・
と、悩んでいたらティン!ときた。《ティンバーメア/Timbermare》はどうだろうか?幸いにもスクリブのレインジャーとも相性はいい。
的蘆と合わせ2匹の駿馬が戦場を駆け巡る様を想像すると心が躍る。
そして私は気付く。よく見たらこいつエレメンタルだったと。
更に土地をちょっと調整。ゼニスと合わせクリーチャーを用意できるドライアドの投入は当然として、《maze of Ith》を《コーの安息所/Kor Haven》に差し替えた。理由はマナ喰いなこのデッキにとって序盤にマナが出ないのはやはり辛かった事と、Ithよりも聖遺からのコンバットトリックに使うのに優秀な事である。
最後に、ルーンの母を精神的つまづきに代えて完成。これは奇襲性とタルモ育成の足しにこちらの方が受けが広いと判断した。
という訳でメインボードは完成!
しかし前回の教訓を活かすと「デッキは75枚で組め」。
サイドボードも考えてみよう。
確定はLS用のスラーン様2枚。
青いデッキ用の窒息1枚。
対コンボ用のガドックはサーチ可になったので2枚に。
剣はメインに火氷剣、サイドにはプロト的に光影剣を1枚。
値は釣り上るのか注目の万力鎖を1枚。
墓地対策は大事。トーモッド1枚とボジューカ1枚。
追加のコンボ対策、エーテル宣誓会の人は1枚積んだ方が言いといわれた。
親和やベルチャーキラー、無のロッドはやはり1枚とりたい。
部族・早いデッキに果し合いの場を1枚。
もはや必須パーツ。赤の防御円を1枚。
そして最後は水増し白チューター2枚。
以上15枚。
もちろんここから全て調整必須だが非常に面白い叩き台が出来上がったかと。早く実戦で回してみたい!
最後にレシピを書いて今日はここまで。
「GW Equip "Timberland"」
メイン
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
2《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》
1《ティンバーメア/Timbermare》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2《森の知恵/Sylvan Library》
1《的盧馬/Riding the Dilu Horse》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
3《精神的つまづき/Mental Misstep》
1《Karakas》
1《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1《コーの安息所/Kor Haven》
1《Tropical Island》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《Savannah》
2《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
2《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
サイド
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
1《万力鎖/Manriki-Gusari》
1《窒息/Choke》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《果たし合いの場/Dueling Grounds》
1《無のロッド/Null Rod》
2《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
さて、前回の大会でちょっと残念な結果に終わってしまった我がデッキ。
サイドのヘボさは言うまでもないとして、デッキ全体としてはカードパワーが高いのでうまくいけば相手を圧倒できるが、一度凌がれてしまうとかなり辛い。単体では仕事しないカードもあるし、引き増す手段もない。
で、チームメイトや対戦相手の方々にも感想や意見を聞いてみたりしたところ、非常に興味深い言葉を多数頂けた。
①引きの弱さの改善
右手力のない私にはやはり森の知恵が必需品だったのだろう。
「たった4ライフで1枚引けるんですよ!」
「石鍛冶がなくても森の知恵さえあれば装備品なんて引いてこれます。」
とは使用者からの珠玉の言である。しかし、以前にも書いたがこれと同じくらい働いてくれそうなカードと迷ってしまう。そう《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》である。
どちらを入れるべきか。そう悩む自分を前にチャンドラさん(遅ればせながら4位入賞おめでとう!)が放った一言。
「どっちも入れればいいじゃん。相性いいし。」
それだ!
②序盤が意外と弱い
終わってみればZooやマーフォークなどの高速ビートにも負け続けている。コンボに弱いのは当然として、このままでは何のデッキなら勝てるんだよ!と言われかねない。
負けパターンを見ていると、石鍛冶→殴打頭蓋のゴールデンコンビを邪魔される。装備品をつけようとした所を邪魔されてテンポを失う。のどちらかが多い。装備品を持ったり賛美を並べて殴っていると忘れがちになるがこのデッキに入っている生物は基本こわっぱである。守勢に回るとかなり弱い。
これを解決するため軽いマナでサイズが大き目の生物を入れる事にした。選ばれたのはやっぱりタルモ先生。確かにこのデッキは土地と生物がメインなので育ち辛い。期待値はせいぜい3/4、育って4/5だろうか。しかし我がチームメイト、チャンドラさんはかつて言った。
「十分過ぎるだろうが!!」と。
流石は生粋の赤使い。魂の咆哮だった。
③奇襲性がない
ボードの制圧力が滅法強い代わりに相手からすると展開が至極読みやすいのがこのデッキ。直接火力も妨害手段も無いとあらばボード上にだけ気を配っていればいいのである。もちろん扱い易いという利点はあるが百戦錬磨の猛者が集うレガシー大会においては素直さだけじゃ生きていけない時もある。
そもそも自分は小細工が大好きでいらっしゃる。
「19点までならあげても良い」と余裕に構えられるのも癪である。
ならば、白緑でも使える”強襲カード”はないものか。
いろいろ悩んでいるうちに4surさんのDNで面白いデッキが紹介される。
そこに居たのは教主からの青マナを利用して出されるラフィーク御大将。
ゼニスからも持ってこられるし、これは非常に面白い選択。さらにこの紹介されたデッキには《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》も搭載されていた。スクリブのレインジャーと合わせての瞬速ペアは奇襲性が格段に増しそうである。
そしてここに最近のお気に入りカード《的盧馬》を加えれば鬼に金棒。奇襲性は折り紙つき。しかしこのカードは装備品でも緑の生物でもない。サーチカードも無くて果たして欲しい時に引いて来られるのか・・・ムムム・・・
と、悩んでいたらティン!ときた。《ティンバーメア/Timbermare》はどうだろうか?幸いにもスクリブのレインジャーとも相性はいい。
的蘆と合わせ2匹の駿馬が戦場を駆け巡る様を想像すると心が躍る。
そして私は気付く。よく見たらこいつエレメンタルだったと。
更に土地をちょっと調整。ゼニスと合わせクリーチャーを用意できるドライアドの投入は当然として、《maze of Ith》を《コーの安息所/Kor Haven》に差し替えた。理由はマナ喰いなこのデッキにとって序盤にマナが出ないのはやはり辛かった事と、Ithよりも聖遺からのコンバットトリックに使うのに優秀な事である。
最後に、ルーンの母を精神的つまづきに代えて完成。これは奇襲性とタルモ育成の足しにこちらの方が受けが広いと判断した。
という訳でメインボードは完成!
しかし前回の教訓を活かすと「デッキは75枚で組め」。
サイドボードも考えてみよう。
確定はLS用のスラーン様2枚。
青いデッキ用の窒息1枚。
対コンボ用のガドックはサーチ可になったので2枚に。
剣はメインに火氷剣、サイドにはプロト的に光影剣を1枚。
値は釣り上るのか注目の万力鎖を1枚。
墓地対策は大事。トーモッド1枚とボジューカ1枚。
追加のコンボ対策、エーテル宣誓会の人は1枚積んだ方が言いといわれた。
親和やベルチャーキラー、無のロッドはやはり1枚とりたい。
部族・早いデッキに果し合いの場を1枚。
もはや必須パーツ。赤の防御円を1枚。
そして最後は水増し白チューター2枚。
以上15枚。
もちろんここから全て調整必須だが非常に面白い叩き台が出来上がったかと。早く実戦で回してみたい!
最後にレシピを書いて今日はここまで。
「GW Equip "Timberland"」
メイン
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
2《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》
1《ティンバーメア/Timbermare》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2《森の知恵/Sylvan Library》
1《的盧馬/Riding the Dilu Horse》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
3《精神的つまづき/Mental Misstep》
1《Karakas》
1《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1《コーの安息所/Kor Haven》
1《Tropical Island》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《Savannah》
2《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
2《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
サイド
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
1《万力鎖/Manriki-Gusari》
1《窒息/Choke》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《果たし合いの場/Dueling Grounds》
1《無のロッド/Null Rod》
2《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
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