Back to Basics。

2011年7月23日 MTG（レガシー）

では宣言どおりデッキの調整録をと思ってましたが今回は一つ前置きをば。

実は今回のニッセンの結果を受けて迷走したのはプレイスタイルのみならず、デッキにおいても完全に道を誤っておりました。

流行のデッキ対策と言えば聞こえは良いが、ゼニスがあるのをいい事に詰め込まれる《土を食うもの/Terravore》・《漁る軟泥/Scavenging Ooze》・《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》などの1枚挿しのカード達。石鍛冶を意識するあまり《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を中心にしたデッキ構成に組み替えるなど、かえってバランスを欠いて行ったデッキの結果は言うに及ばず。何でも出来るハズのデッキは何にも出来ずに最後には得意であった魚にまでグピられるシマツでした。

流石に「これはまずい」と思いましたがすでに調整でなんとかなるレベルとは思えずデッキを完全に崩す事にしました。

そして新デッキを作るにあたり改めて考えたのが以下の3点。

1点目は「そもそも、何故白緑デッキなのか？」

赤を足せば環境最強のビートダウン「Zoo」。
黒を足せばボード＆ハンドコントロールの鬼「The Rock」。
青を足せば新感覚万能型デッキ「Bant]。

そんなデッキパワーも人気もトップクラスのデッキにクラスチェンジ出来るにも関わらず、白緑だけで組んでいる理由は何か？

それは「シンプルだから」。

マナ加速。大きい生き物出す。物理で殴る。勝つ。それだけ。
色事故の確率を減らし、ターン中に取れる選択肢の数を減らし、ミスを減らして勝つ為の白緑デッキだったハズです。

2点目は「デッキのコンセプトは何であるのか」。
「使いたいカードは何だったか」と言い換えても良いですね。最近では一番お気に入りの《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》。せっかくデッキを組むならコイツをメインに据えてやりたい！
ちなみにレガシーを始めた頃のお気に入りは《トロールの苦行者/Troll Ascetic》だった気がします。まさに呪禁万歳万々歳。そんな一方通行生物共に装備品を付けたり怨恨を付けたり馬に乗せたりして殴るのがこの上なく好きなのでした。

3つ目に考えたのは「どのデッキに勝ちたいのか」。
もちろん全てに勝てるならそれに越したことはないが、そう甘くないのは世の常デス。しっかりと仮想敵を決めなければ中途半端な作りになってしまう。今回は同系には負けたくない想いからの「石鍛冶系ビートダウン」。基本いつでも大嫌いな「低速コントロール」の2つに絞る事にしました。

以上を踏まえて出来上がった新デッキの紹介とその調整録はまた次回に。思ったより前置きが長くなってしまったので・・・なんとも中途半端なヒキで申し訳ありませんが、今回はこの辺で。よしなに。